-新たな価値を創る-

 金沢の地で生まれ育ち、次世代の住まいづくりに取り組んできました。「共生・創造・共感」を旗印に多くの方々と交流し、培った経験を活かし、この地に今も受継がれる歴史と文化を糧に新たなまちづくりを目指す、未来の姿について探っていく。その行動に微力ながらも貢献できればこれに過ぎる喜びはないと考えます。

 地域生活者の方は、若年層から中高齢者まで幅広く在住されています。そこには、年代や家族構成などに大きな差があり、各々に対して適切なシーズ提供をしなければならないと考えています。

 前例踏襲主義では新たな価値は生まれません。さまざまな地域・年齢・居住者の方たちのニーズを的確にとらえ、新たな価値を創ることが重要であると考えています。

 日本は、地震大国と言われるほど自身が多発する国です。南海トラフ地震においては今後30年以内に70%~80%の高い確率で発生すると言われています。また、近年の異常気象等の影響を受け、大型台風の発生確率も高くなっている傾向にあります。

 これらの自然災害もありますが、新型コロナウイルスなど未知のウイルスによる脅威ら晒されるなど私たちの生活はさまざまな事象によって脅かされる可能性があります。そのため、健康そして生命を守る新商品の開発・提案が極めて重要であると考えており、これらに対しても新たな価値を創る必要があると考えています。

 地域教育機関と連携し、教育・研究への支援を通じて、長年培ってきたノウハウに若い世代の意見を反映した新たな価値を創造し、学業の発展と地域の活性化を実現する取り組みを目指します。

-空き家再生プロジェクト-

 平成30年住宅・土地統計調査の結果によると、空き家数は848万9千戸と過去最多となり、全国の住宅の13.6%を占めていることが分かりました。このように空き家の数は全国的に増加傾向となり、社会問題へと発展しています。

 空き家が老朽化し、放置されてしまうことにより周辺地域へさまざまな問題が生じます。空き家の崩落、放火による延焼、雑草が繁茂することにより景観が損なわれ、不審者による防犯上の不安など、周辺地域への悪影響は多岐にわたります。

 しかし、昨今では空き家を利用した再生プロジェクトに大きな注目が集まっています。空き家を有効活用することによって、産業廃棄物や森林伐採などの抑制にもつながることから環境対策にも大きく寄与します。また、空き家へと若い世代の入居を促すことによって地域の少子高齢化・地方都市の過疎化・中心市街地の空洞化などさまざまな問題を解決するための有効策として期待できます。そのため、空き家を有効活用することが極めて重要であると考えています。

 金沢区においても少子高齢化や人口流動による人口減少に伴い空き家が増加している現状があり、横浜市としても空家を活用するための各種支援制度を設けています。

 「空家を再生する」と言っても、経験、技術、知識がなければ出来ず、それらは一朝一夕で得られるものではありません。専門家の知見や住まい創りのノウハウを活かす必要があります。また、昨今では次世代に対しての技術承継が大きな問題となっています。それらの問題を解決するためにも、区や大学等の教育機関などの産学官と連携して空き家の利活用に取り組み、新たな街づくりを目指します。